寒蘭の育つ環境とは | |||||||||||||||||||||||||||||||
Yさんのトッテモ大きな山蒔き寒蘭の考察はこちら07/01/14 | |||||||||||||||||||||||||||||||
上五島の自然の中の寒蘭は、東西南北にとらわれることなく水分のみが必要のようです。しかし、特に西は遮光が必要不可欠。沼地のような場所やジュクジュクしたところには生育しません。水分のある所から少し上へ登った所の大木(特にシイの木、樫の木)やシダの下で育っています。緩やかな平地が理想ですが、ここは急傾斜しているから生育しないと思われるところでも坪があります。 私は、寒蘭の早い発芽のためには、東、南向きを最高の適地とし、湿度が保たれる場所で水はけの良いところを探しています。このような場所だったら3年で発芽するでしょう。 小さな小川だったり、湧き水のある付近は、よろしいでしょう。 湿度の保てない場所では、相当の時間の浪費が必要になります。 寒蘭の自生地を寒蘭の先輩たちと1度訪れてみたらどうでしょうか。寒蘭の育つ環境が解り、それと森林浴になり気持ちは、さっぱりしますよ。 特に若い人は、早くこの人工交配に取り組んでもらいたい。種作りから発芽まで最低4年の年月が必要で花までとなると・・・。 |
5本同時に発芽してます。 |
9年目に初めて発芽 福江椿山産×白妙 |
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9年目に初めて発芽 上五島産紅花×福江寺脇産紅花 |
交配した株 福江産喜白系×大雄 |
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今の、自然では、寒蘭が山の中で、花をつけることはないと思います。山採りを否定しません。むしろ山採りの楽しみをすすめたいくらいなのです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
この画像は、平成19年9月22日のものです。播種日は17年12月17日です。約1年7ヶ月ほどで発芽しただろうと思われます。 直ぐ近くにナギランがあり、早い発芽に影響していることがうかがい知れます。 |
今年(平成19年)播種予定場所にあるナギランの群生です。人の手が入っていない椎木自然林です。この近くに蒔きます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
平成27年12月5日、サヤが割れ種がこぼれ出したので種蒔予定地に登ってみました。すると行く途中、木漏れ日の射す中に発芽している寒蘭に出会いました。この一帯は、寒蘭の自生地でないので即、種蒔きをすることにしました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
2002/8/16 Open 更新2015/12/5 |