寒蘭のウイルス病  
寒蘭の愛好者なら誰もがウイルス病に関心を持っているでしょう。しかし、感染しているのかどうか分からず怪しいものは、隅っこに置かれているものです。
寒蘭のウイルス病は、シンピジュウムモザイクウイルス(CyMV)、オドントグロッサムリングスポットウイルス(ORSV)、ランえそ斑紋ウイルス(OFV)、シンピジュウム微斑モザイクウイルス(CyMMV)が有ります。ウイルス病を防ぐには、器具の消毒や害虫の駆除が必要となります。
器具の消毒では、熱消毒が一番有効です。第三リン酸ナトリュウム希釈溶液もあります。
今回は、日本植物防疫協会研究所の診断薬を使って検査してみました。CyMV、ORSVの2つのウイルスが検査できます。1回千円程度で格安です。
  
疑いのある症状    疑いのある葉片を溶液の中で砕く 
     
着色溶液に浸けて赤い線が出ると感染している。今回は、スティックの下1センチに赤い線が出てなく感染していないが、まだCyMMVの可能性があるようです。 
CyMV用    ORSV用 
     
シンピジュウムモザイクウイルス(CyMV)が2年連続で出ました。画像は、柄物の天山。
下2枚は、葉表と葉裏。2011/9/6の画像。この頃は、葉ダニの被害かと? 
     
 下1枚は、2012/10/8の画像。2年連続不規則な柄模様が出た事で焼却処分しました。
     
  
  2008/2/18 Open  2012/10/20更新