イ ノ シ シ と 山 蒔 き 寒 蘭
Open 2007/02/27 更新2008/03/08
寒蘭の種を蒔いた山は、2004年にはまだイノシシなどいないゆったりとした良い里山でした。この獣が引き起こす被害は、野菜の食害や農地を掘り起こしたり、山ダニによる吸血等が上げられます。
昨年の12月より「強烈な臭い」で寄り付かないと聞き本格的にクレゾールを吊り下げてみた。当のイノシシは、2週間ほどで臭いに慣れてしまい、寒蘭の種を蒔いた所へまた、出没してしまう。(今年は、亥の年だからだろうか?)
餌探しで崩されたところ
ヤマイモやくず根を掘られたところ
次の対策として、周りの木を切り、横に並べて柵のようにしてみました。これもダメだった。ちょっとした隙間から侵入し、木に泥をべっとり塗られてしまった。檻で捕獲するか、回りを網で囲い侵入を防ぐのが良策のようですが、自然は、かなり広い。
柵代わりの木
白く光るマーキング跡
イノシシは、ウサギと違い蘭科植物を食べることは無い。鼻で餌を探している最中に薙ぎ倒したり、オシッコをかけたりするから葉っぱが病気を引き起こしたりします。(お願い!蘭子ちゃんに近寄らないでくれよ〜。)
画像左上の3本がイノシシから掘られ、葉と根は、萎びていました。3条立ちに育ったものも有ったのに自然の中で咲くまで待つのも難しいですね。
穴が出来るほど掘られています。
ホルモンは黒くなっています。
3昼夜水に浸けました。
3本のうちの1本の根が元に戻りました。あとは、根がスカスカとなってしまいました。
葉は、もう既に脱水症状で回復しそうにないです。
水コケ植えにしました。助かると良いのですが・・・。