わずかに残された自然の中での出会い
16年4月から、今年初めて、自然のなかで出会った寒蘭をご紹介します。特に福江島笹岳は素晴らしい広葉樹林がそのままに残った素晴らしい森です。他にオランダ山、大川原ガラミ、七岳、翁頭山、岩屋山、寺脇、七岳ハンズ山、N氏の同伴がなければ、小苗たちに出会うことはありませんでした。
笹岳 青花小苗2枚葉2条立
笹岳 サラサ花小苗1枚葉
笹岳 不明小苗 2枚葉 広葉
4/24翁頭山池ノ上紅花 垂葉なら楽しみが大。
5/6 いま福江島で新話題の青花丸舌です。二又郷産  いまの時期にしては、大きな小苗で約25センチ有りました。同行者Hさん思わず「ニッコリニコニコ」でした。
交配苗 16年7/24採取 今年の新芽です。
 肥前産で有名な青花といえば西彼半島横綱系大竜、福江島オランダ山の明星院を列挙しても間違いないと思われます。

今回、その明星院の坪に訪れる絶好の機会が出来ました。

話には、聞いていましたが、坪は、掘られてしまい、今では発芽していないそうです。

明星院の坪に来る途中でチャボ「西海坊」の坪に発芽があり、ありがたい事にいただくことができました。赤迫園芸さんの長崎寒蘭写真集で見ることが出来ます。http://www4.ocn.ne.jp/~akasako/index4.htm
8/8 現在の明星院の坪の様子
これより下が掘られ、土砂崩れしている。
8/8 チャボ西海坊系
手前の2本がそうです。
岐宿町大川原にガラミ山があります。
ガラミ山の由来は、ガラガラした石が多いからだそうです。

坪に着くまで小石や大岩の山道が続き数回の休憩を挟んでやっと着きました。
遠いわりには、今年の発芽数が少ない山採り紀行でした。

自分で見つけたのが2センチ足らずの1本だけでした。写真では、見えてません。

本当にシンドカッタ

花は青花です。数種類の花があり赤迫園芸の長崎寒蘭写真集の「若君」?に似たような花と端正弁濃緑花が代表花のようです。
8/7 大川原ガラミ山
七岳に登った証拠写真9/20
納屋元で報才蘭撮影9/19
幾久山9/19 青花 烏丸のような弁に汚れが入るらしい。
寺脇10/17 紅花 寺脇の華系軸が伸びる系統である。(紅神同系)めったに取れない坪である。
寺脇 青花 山裏頂上付近は、紅花であるが、それより下の坪。 
福江島○○○の青芽である。花は不明。後、濁りが出ました。11/20訂正
11月Yさんが自然の坪を見てみたいということで案内してみると、枯れ坪から20数年ぶりに2本発芽が有りました。上五島赤井ヶ窄椎の木の枯れ坪にて
赤井ヶ窄別の坪
12月福江島七岳ハンズ山において  ハンズとは水が溜まっている状態の器
ハンズ山 希少の中チャボ
ハンズ山青花中輪  16年の下五島支部展気になる花に画像有り。
ハンズ山紅花  車咲きする欠点があるそうです。
次の迫で終わりです。青大輪の坪です。2本有りました。画像に収めなかったのが悔やまれます。